Words of the Forest

– 森のことば –
森のことばは 森のすべて
深い沈黙は 無限の豊かさ
ことばにならない 思いは
マル サンカク シカク…
-Words of the Forest –
Forest silence, all of its words,
Deep stillness, infinite abundanceof nature,
Sensibilities unspoken,nature’s chords,
Circle, triangle, square …
森に身をゆだね 全心で森を感じると
言葉に頼らない 自由な感性が湧いてくる
深い沈黙は 無言の対話を促し
気づいていなかった自らの心に
新たな一面を見いだす
森は その無限の豊かさで
絶えず生きる力を生んでいる
ことばにならない 思いは
マル サンカク シカク…

TREES

– 樹木 –
樹木は枯れてなお
養木となり大地に満ちわたる
生きて生かしつづく
森の生命の幹(から)
– TREES –
Though trees may wither,
they still nurture the earth below,
They live, their life a constant gift,
The heart of the forest’s soul.

SILVER LINING

– 希望の光 –
暗雲はやがて
隠れている陽の光に縁どられていく
逆境もまた
いつか希望の光で明るく輝いてくる
– SILVER LINING | Hope’s Luminescence –
Even dark clouds, in time,
Are fringed with the light of the unseen sun.
So too, adversity,
Will someday glow with hope’s bright run.
[ Silver Lining ]とは服の裏生地の縁取りの意味、そこから暗雲を縁取る明るい光に例えられて「希望の光」と呼ばれる。
雨がやみそうな空をみていると
暗雲のまわりは
かすかに輝きはじめる
きっと
雲のむこうは
明るく眩しいほどに晴れている
どんな逆境にあっても
希望とinner peaceが湧いてくるような
陽の光彩を描こう

LOCUS

– キセキ –
一呼吸 刻一刻
その日 その時
その瞬間の軌跡
新たに刻む記憶
その月日は奇跡
[ Locus|キセキ ]を作るとき、私の心は、雪と氷が織りなす冬の凍てつく道へとつながる。
凍り道にはいろいろな痕跡が縦横に交錯する。 それは車の轍だったり動物の跳ねた足跡だったり、木の実の落ちた穴だったり… 日を重ねるごとに、その微細な囁きに耳を澄ませる。
それぞれの痕跡をたどるように進むうちに、獣道が顔を出し、頭上からは松ぼっくりが予期せず落ちてくる。 アスファルトを覆う氷の筋は、その下に隠された亀裂を露わにし、それらも寒暖の綾なす軌跡なのだと思うと、心は深く揺さぶられる。
凍り道を行き交うものたちの痕跡は、春になれば消えゆく運命にある。けれど、それぞれの記憶は確かにそこに息づいている。
その痕跡はやがて曖昧に、姿も形もイメージも変わるかもしれない。それでも、それらは紛れもなく、かけがえのない存在であることに変わりはないのだと感じている。

WINDOW BEYOND

– マドノムコウ –
マドニ ナニガ ミエルカナ
マドハ ナニヲ ミテルカナ
マドノムコウハ ココロノ庭
– Window Beyond –
What is seen at the window’s frame?
What does the window watch the same?
Window beyond: a garden of the soul.
何もない空間でじっとしていると
いつもと違う 時間がながれ
やがて
日常と非日常は
あいまいになる
そこから
戻るのか どこへ 進むのか
私は 窓のむこうを さがした

-Hammering-

地金に金鎚を打ちこむと
溝が刻まれ延びて変形する
溝が不揃いに連なる金属は
作り手自身の律動と痕跡
この作品を手にする人は
その溝に新たな記憶を刻み
かけがえのない時を
ともに重ねゆく
-Mind’s Garden-

– 心の庭 –
自然はピュアで
クリエイティブでボーダーレス、
そのダイナミズムを私の心の庭で感じて
作品に育てています。
私は庭作りが大好きで
心の中にも「ココロノ庭」をもっています
私が思い描くココロノ庭は
現実そのものではないけれど
自らの心をひらくと
声なき声が聞こえる気がしています
自然は生命をあきらめません
私は自然と人との営みをココロノ庭に映しこみ
日々生きていることの奇跡を感じとっています
身近な自然と自分自身が向き合うとき、 心の中で、新しい未来と必ず出会うことを信じているとともに、 作品を手にする人が、独自の新しい物語を紡いでいくそばに寄り添えることを願っています。
Learn from nature, play with nature …